東京都葛西駅直結にある、地下鉄博物館、通称ちかはく。
世界的にも珍しい「地下鉄」にフィーチャーした鉄道系ミュージアムで、数ある電車系施設の中では、格段にアクセスの良い場所にあり、鉄道好きキッズのいるご家庭では一度は行ってみたいと思う場所ですよね。
レトロな歴代車両に乗れたり、運転シミュレーターがあったりと、小規模ながら館内には多くの体験型展示があり、「1日がかりで行く場所じゃなさそうだけど、実際の所要時間ってどのくらい目安?」とスケジュールを立てる上で、気になる方も多いはず。
今回は、実際に3歳児を連れて来館した筆者が、その他の口コミコメントなども分析し、地下鉄博物館の所要時間や、見どころ、おすすめルートまで詳しくご紹介します。
来館を予定している人は、ぜひ参考にしてみてください。
地下鉄博物館(ちかはく)の所要時間

地下鉄博物館は先にお伝えしたとおり、体験型のアクティビティも多い施設。
常設展は7つのテーマに分かれた構成になっており、お子さんがどのくらい電車が好きか、どのくらい体験が好きかなどによって所要時間はだいぶ変わります。
ざっくりご紹介するとこのような感じ。
以下、詳細をご紹介しますね。
サクッと全体を通して回る場合の所要時間:1時間
館内は、「地下鉄の歴史」から始まり、地下鉄が走る地下トンネルや車両について、運転を体験するシミュレーターやジオラマまで、幅広い展示がありますが、
そこまで「電車」や「動くもの」などに興味のないお子さん(自分でできない年齢など)連れであれば、1時間もあればフラフラ〜と1周できるサイズ感です。

公式サイトでも「館内の見学時間は90分以内でお願いします」と記載されており、実際にコロナ禍などでは、そのくらいの時間制限があったそうです。(今は90分を超えて滞在していても声がけなどはありませんので、ご安心を!)
展示をじっくり見たり、シミュレーターを体験する場合の所要時間:2時間
ただ、館内には、「実際に乗れる歴代車両」や「ボタンを押すと動く仕掛け」「地下鉄の車掌さんになって車両を動かすシミュレーター」など子供が思わず触ったり、のぞいたりと、楽しめる仕掛けが盛りだくさん。

特に「電車好き!!」なお子さんでなくても、ボタンを押しまくったり、動く映像を見たり、シミュレーターの順番を待ったりすると、すぐに2時間は経ってしまいます。
鉄道好きの子どもがじっくり楽しむ場合の所要時間:3時間

さらに、電車好き、鉄道好きなお子さん(特に小学校以上)ですと、所要時間は3時間を見ておいてください。
ただボタンなどを押すだけではなく、展示内容をじっくり理解できたり、シミューレーターも路線ごとに何回か試したかったりするので、それくらいはあっという間です。
地下鉄博物館(ちかはく)の混雑状況と回避方法
さて、所要時間をご紹介しましたが、混雑時は待ち時間などが発生するため、さらに長くなる可能性があります。
ここでは、口コミなどから分析した、混雑状況と回避の方法をご紹介しますね。
地下鉄博物館:混雑しているのは「土日祝日の午後13-16時」
やはり、土日や祝祭日は混み合います。
そして混雑する時間帯は、13時を過ぎたあたりから徐々に家族連れが増え、15時くらいがピーク。
というのも、地下鉄博物館の館内では飲食ができず、さらに再入館もできないため、お昼を終えてくる方が非常に多いのです。
これまでの様子ですと、「混み合って展示が見られない!」ということは起こりませんが、やはりシミュレーター系で並ぶのは必須ですので、少し時間に余裕を持って来館することをお勧めします。
地下鉄博物館:混雑を回避したいなら「平日の午前中」
地下鉄博物館のオープンは、10:00から。
おすすめは、平日のオープン直後からの入館です。
この時間帯だとかなり空いている状態で色々と体験できるので、シミュレーターも何度か試すことも可能です!
地下鉄博物館(ちかはく)の見どころとおすすめルート

ここで、地下鉄博物館の見どころをご紹介します。
ちなみに、上の写真は、ちかはくのエントランス。
電車好きだと、ここですでにワクワクが溢れます!
追って、1時間くらいだったらこんな感じ、2時間ならこんな感じ、とおすすめルートもご紹介しますので、参考までに。
地下鉄博物館見どころ① 歴代車両の展示
入館して2つ目のエリアに鎮座するのは、かつての電車車両。
黄色と赤の車両がバーンと目に飛び込んできます。

黄色い車両は、日本初の地下鉄車両「1001号車」、そして、赤が丸ノ内線「301号車」。
日本初の地下鉄で使われていた自動改札機や、1927年の開業当時の上野駅の様子(広告やベンチ)なども復元されていて、車両内に入ることもできます。
写真映えするスポットとしても人気です。
地下鉄博物館見どころ② 運転シミュレーター

「地下鉄プレイランド」という、館内の入り口から入ると一番奥にエリアにある、運転シミュレーター。
小学生以上が体験できる「千代田線シミュレーター」と、どんな年代でも OKな「銀座線、有楽町線(半蔵門線)、東西線(日比谷線)シミュレーター」があります。
千代田線は、大画面の路線映像と連動し、走行中の揺れも体験できる本格派。
でも、銀座線、有楽町線(半蔵門線)、東西線(日比谷線)も侮るなかれ、運転手席に座って、電車の発進、駅での停止などをモニターと実際のハンドルを使用しながら体験できます。(どの線になるかは余程空いていない限り指定できません)
ちなみに、運転に際しては、実際に運行に関わった経験のあるおじさまスタッフが、丁寧に指導してくださいます。
筆者の3歳の息子は、ここはかなり真剣な顔つきで運転していました。
地下鉄博物館見どころ③ 大型ジオラマ
こちらも同じく「地下鉄プレイランド」にある、東京メトロ線を再現したジオラマの「メトロパノラマ」。

鉄道模型がリアルに動く大規模なジオラマで、子どもだけではなく大人も楽しめます。
ただ、メトロパノラマが動くのは11時、13時、14時、15時30分の1日4回のみ。
その時間に合わせてこのエリアに行かないと、パネルにカバーがされていたりして「今日はお休みかな?」と思ってしまう状況です。
地下鉄博物館(ちかはく)を 効率的に回るルート

上記見どころを含めて、1時間、2時間以上の方向けに、効率的に回るルートをご紹介します。
サクッと全体を通して回る場合のルート:1時間
1時間で全体を回遊したい場合は、細かなお勉強系の展示は飛ばして、以下3点をメインに回るのがおすすめです。
特に、運転シミュレーターがどのくらい混んでいるかによって、またお子さんが「もう一回やりたい!」となる場合も鑑え、入り口すぐの歴代車両を見てからは、ストレートに館内一番奥に進みましょう。
展示をじっくり見たり、シミュレーターを体験する場合のルート:2時間
続いて、館内をあれこれ満遍なく見て、体験する2時間程度のコース。
こちらは、すでにご紹介した見どころに加え、子供が体験できる楽しい仕掛け系のコンテンツも楽しめます。
2時間程を予定されている場合におすすめなのは、ちかはくで行っている「ちかはく探検スタンプラリー」に参加すること。

こちらは、季節により少しづつテーマが違うのですが、館内に設置されたスタンプを集めると、最後にオリジナルグッズがもらえるイベントです。
館内でスタンプを押している他のお子さんの姿を見かけるので、お子様もやりたがること間違いなし。
ただ、スタンプノートは入館後、歴代車両展示を見てから到着できる「ミュージアムショップ」(という名の小さな売店)で210円で購入できるので、見どころ①の歴代展示を見た後の時点で寄り道をし、購入しておくとスムーズです。
また、2時間あれば、「地下鉄車両のしくみ」エリアで、モーターやパンタグラフを動かしてみたり、地下鉄を作る際の3D映像を体験してみたりと、じっくりと楽しむことができます。
ただ、運転シミュレーターが混雑していたりジオラマの時間が決まっていたりするので、上記のような順番で進み、その他のエリアは休憩後折り返して楽しむことをお勧めします。
また、休憩スペースに、子供が「わー!」となりがちなガチャガチャが設置されていますが、全て電車にまつわるガチャガチャなので、お土産にもおすすめ!

親の休憩時間としても、よっておくと良いですね。
地下鉄博物館(ちかはく) 基本情報
最後に、地下鉄博物館(ちかはく) の基本的な概要をご紹介しておきますね。
ちなみに、駐車場はこちら↓

筆者は駐車場があるのを知らず、近くのコインパーキンに停めてしまったので、入館の際に知ってがっかり。無料なので皆さんはぜひ!
地下鉄博物館(葛西ちかはく)の所要時間は?子連れの見どころ・混雑状況体験レポート まとめ

今回は、東京・葛西にある地下鉄博物館(ちかはく)の所要時間や、見どころ、時間別おすすめルートなどについてご紹介しました。
地下鉄博物館 所要時間の目安
・サクッと回るなら:約1時間
・じっくり楽しむなら:約2時間
・鉄道好きの子どもなら:約3時間
混雑を避けるなら?
・混雑する時間帯 → 土日祝日の13:00~16:00
・空いている時間帯 → 平日の午前中(10:00~)
地下鉄博物館の見どころ3選
① 歴代車両の展示(1001号車&301号車)
② 運転シミュレーター(本格的な体験ができる)
③ 大型ジオラマ(動く鉄道模型を楽しめる)
地下鉄博物館 時間別おすすめルート
1時間コース:歴代車両展示 → 運転シミュレーター → 大型ジオラマ
2時間コース:歴代車両展示 →スタンプラリー参加 → 運転シミュレーター → 大型ジオラマ→ ガチャガチャ→各展示の仕掛けを体験
東京メトロ葛西駅直結でアクセス抜群、しかも大人220円・子ども100円とコスパ最強です!
電車好きのお子さんはもちろん、そうでなくても楽しめる仕掛けが満載の博物館。
「電車好きじゃなくても意外と面白かった!」そんな声も多いスポットなので、ぜひ親子で訪れてみてくださいね!