ジブリの名作「魔女の宅急便」でお馴染みの絵本作家角野栄子さんの世界が詰まった「魔法の文学館」。
2023年11月に江戸川区なぎさ公園にオープンしたこの「魔法の文学館」には、なんと角野栄子さんの蔵書が1万冊も詰まっています。
絵本好きの方、魔女の宅急便好きの方は「いつか行きたい!」と気になっているスポットだと思いますが、アクセスが悪い立地なこともあり「どのくらい時間がかかる?」「どのくらい過ごせる?」と所要時間が気になるかたも多いですよね。
今回は、2歳の子供を連れて実際に行った体験をもとに、所要時間や見どころをご紹介していきます。
角野栄子さんの「魔法の文学館」所要時間は?
早速、所要時間、滞在時間はどのくらいなのかについてお伝えしますね。
角野栄子さんの「魔法の文学館」所要時間 - 公式には「2時間」
公式サイトに公に掲載されているわけではないですが、「魔法の文学館」の受付では、最初にいただく入館カード(しおりみたいで可愛い)に、退館時間が記載されています。
その退館時間は、入館から「2時間」後。
つまり、「魔法の文学館」としては「2時間」くらいが所要時間とみているようです。
ただ、退館時間については「あくまで目安なのでごゆっくりどうぞ」とのことでしたので、その時間に追い出されることはありませんでした。
角野栄子さんの「魔法の文学館」所要時間 - 実際には「2-3時間」
実際に館内をくまなく楽しみ、途中途中で見つけた絵本を手に取っていると、2時間はすぐに経ってしまいました。
絵本はチラチラ手に取ってじっくり読むことなく、施設内の部屋やシアターを楽しむだけならば2時間、絵本を読み出したら3時間かそれ以上、という感じでしょうか。
絵本は読んでも読んでもキリがないくらいいあり、そこら中にベンチや椅子もあるので、混雑状況によりますが、図書館のような時間を過ごせます。
角野栄子さんの「魔法の文学館」所要時間 - カフェも立ち寄るなら「+1時間」
「魔法の文学館」には、「カフェ・キキ café kiki」というお食事ができるカフェがあります。
施設の最上階に位置し、旧江戸川を一望できる、開放的な空間。
ここでランチやカフェをしようと思うと、上記している「2-3時間」に加えて「さらに1時間」は見ておいてください。
メニューは、角野栄子さんの作品”おばけのアッチ”にちなんだオムライスやサンドイッチ、ピンクの色が可愛いパフェやパン(筆者が訪れた日はピンクのメロンパンでした!)、ドリンクなど。
お昼時には少し混み合いそうですが、子供から大人まで楽しめる優しい雰囲気のカフェで、そのまま外の公園部分に出ることもできます。
角野栄子さんの「魔法の文学館」見どころ
続いて、時間を確保しておいた方がおすすめな見どこをご紹介しますね。
角野栄子さんの「魔法の文学館」見どころ① 黒猫シアター
「魔法の文学館」1階には、「黒猫シアター」というミニシアターがあります。
こちらでは『おばけのアッチ』や『リンゴちゃん』など、人気キャラクターが登場する15分程度の映像作品を見ることができるのですが、これが想像以上に楽しめるコンテンツなんです!
ピンクの細長い廊下を進み隠れ部屋のような空間に入ると、前と左右、そして床面と4面に投影される映像シアター。
椅子に座ってワクワクと始まりを待っていると、登場したキャラクター(筆者の時は『おばけのアッチ』でした!)がなんと、観覧している私たちに話しかけてくれながらストーリーが進むスタイル。
「一番前の席の帽子の君!」とか「なんの食べ物が好き?」など本当にそのキャラクターとお話をしているような感覚になり、子供はもう目がキラキラです。
上映までに列に並ぶ、というようなことはありませんが、上映時間が決まっているので、時間を確保しておくことをおすすめします。
上映時間は、最初に受付する際に、小さな紙に書かれたものをいただけますのでご安心を!
角野栄子さんの「魔法の文学館」見どころ② ニッチなスペースで読み込むライブラリー
当たり前ですが、この「魔法の文学館」ではその蔵書の多さが見どころです。
1階から2階の2フロアにわたり広がる、ピンクの街並みのような壁や棚には、なんと8000冊の絵本が。
そして、裏にまだ2000冊あるそうなので、館内全部では10,000冊にのぼるそうです。
角野栄子さんの作品もありますが、もちろんその他多数あり、しかも何か区分けされているわけでもなく、ふわ〜とランダムに置かれています。
それが逆に楽しく、時間を確保したいと思うポイントの一つ。
手に取ってはめくり、次の本へと下手したら永遠に居着いてしまいそうです。
絵本好きの方でも、「見たことのない絵本!」「この作家こんな作品も!」「この絵本原書はイギリスなのか!」「こんな大判があるなんて!」と興奮すること間違いなしです。
角野栄子さんの「魔法の文学館」見どころ③ 動くしかけ【お子様向け】
ここは特に小さなお子様連れの方へ、ですが、受付を終えてすぐ右手、1階の「コリコの町」と呼ばれるエリアには、大きな映像と、小さな街を模したインテリアの窓やドアに様々な仕掛けが!
開くと動いたり、のぞいたり、可愛くてとっても可愛い、角野栄子さんらしい遊び心満載のスポットなんです。
大人であれば、ひと通り見て蔵書に足を運びがちですが、子供は(筆者の子供(2歳児)は繰り返し繰り返し!)何度も楽しめます。
少し時間に余裕を持って、このスペースを楽しむのもおすすめです。
魔女の宅急便作家・角野栄子さんの「魔法の文学館」について
最後に、「魔法の文学館」について少しご紹介しておきますね。
魔法の文学館所要時間は?魔女の宅急便原作角野栄子さんの世界を体験レビュー まとめ
本記事では、2023年11月に江戸川区なぎさ公園にオープンした、角野栄子さんの「魔法の文学館」の所要時間について、体験レポを元にご紹介しました。
「魔法の文学館」所要時間
・入館時に退館目安として伝えられるのは「2時間」
・実際の所要時間は「2-3時間」
・カフェを利用するなら「3-4時間」
本記事をご覧いただきながら、事前に見逃したくないスポットや、どのくらいの滞在時間になりそうか想像しながら、「魔法の文学館」の予約時間を考えてみてくださいね!
「魔法の文学館」は事前予約制ですが、平日は当日券でも入れる日も多いので、ぜひチケット事情についても、チェックしてみてください。