2024年3月15日(金)~6月2日(日)まで、東京六本木・森アーツセンターギャラリーで「MUCA展 ICONS of Urban Art 〜バンクシーからカウズまで〜」が開催されています。
九州の大分を皮切りに京都で開催され、やっと東京にきたとあって話題。
今回はそんなMUCA展を見るのにどのくらいの所要時間がかかるのか?混雑状況は?など、行く前に知っておきたいポイントを口コミを交えてご紹介します。
バンクシーのあの日本初上陸作や、東京会場限定作品も見られので、混み合いそうな見どころも合わせてピックアップしますね。
「MUCA展 ICONS of Urban Art 〜バンクシーからカウズまで〜」所要時間や混雑状況は?
本展の展示総数は約70点と、美術展としては少なめ。
さっそく所要時間や混雑状況についてです。
「MUCA展」所要時間 -1.5-2時間
「MUCA展 ICONS of Urban Art 〜バンクシーからカウズまで〜」の所要時間ですが、公式には「1時間」と言われていますが、実際に足を運ばれた方々の口コミを見ると「1.5時間から2時間程度」という方が多い印象でした。
作品をざーっと見ていくなら1時間で十分なのですが、今回の企画展はなんと全作品撮影OK。
動画の撮影も許可(一部NG)されているので、気に入った作品や話題作を撮影していたりすると、1時間半から2時間は見ておくといいと思います。
「MUCA展」チケット混雑状況
まだ東京では始まったばかりの「MUCA展」ですが、3月23日現在は、平日も土日祝日も、チケットは余裕で手に入れられる状況ですので、混雑を心配することはなさそうです。
ただ、GW中や、会期終了間際になると混み合ってくる可能性があるので、注意してください。
「MUCA展」"会場内"混雑状況
2024年3月現在、チケットに余裕のある「MUCA展」ですが、会場の様子はというと、
というのが、口コミなどから確認できる状況です。
事前にチケットをオンラインで購入しても、時間制で入館するので、その際に少し並ぶようですが、長蛇の列で疲れ果てる、ということはなさそうですね。
「MUCA展 ICONS of Urban Art 〜バンクシーからカウズまで〜」東京会場注目作品
今回東京初上陸となる、ヨーロッパ最大級のアーバン・アートと現代アートを所蔵するドイツ・ミュンヘンの美術館「Museum of Urban and Contemporary Art (MUCA)」のコレクション展。
バンクシーやKAWS、シェパード・フェアリー、インベーダー、スウーン、ヴィルズ、リチャード・ハンブルトン、バリー・マッギー、JR、オス・ジェメオスなど世界的に有名なアーティスト10名の貴重な作品が60点以上勢ぞろいします。
「MUCA展」注目作品① BANKSY オークション会場でシュレッダーされた「Girl with Balloon(風船と少女)」
2018年のサザビーズオークションで作品が競り落とされた瞬間に作品がシュレッダーで細断され、世界を驚愕させたバンクシーの作品といえば、覚えている方も多いのではないでしょうか?
今回は東京展限定で、その「Girl with Balloon(風船と少女)」も展示されています。
この作品、バンクシーがシュレッダーを遠隔で作動していたのですが、元々は絵を全てバラバラに切断するはずだったのが、機械の故障で途中で止まり半分は原型を留めたことで、“商品価値”が爆上がり。
その時点での落札額は1億5,000万円でしたが、シュレッダー後の同オークションでは約25億円で落札されています。
「MUCA展」注目作品① BANKSY 日本初上陸作品「アリエル」の大型彫刻
世界的に有名でありながら、正体不明のまま活動しつづけるアーティスト「バンクシー」。
日本でバンクシーが紹介される際は平面作品が多いですが、今回の目玉になっているの「アリエル」は立体作品です。
この「アリエル」は2015年、イギリスのリゾート地・ウェストン=スーパー=メアで「子どもにはふさわしくない悪夢のテーマパーク」として企画されたディズマランドで展示。
私たちが知っている可愛らしいアリエルが、いびつに歪んでおり、まるで映像が乱れるテレビ越しに見ているような心がざわつくフォルムで表現されています。
「インターネットに頼り過ぎた社会への警告では?」「外見至上主義への批判を意味しているの」などさまざまな解釈がある作品ですが、今回展示作品には丁寧なキャプションが用意されているので、ぜひその真意などについては、会場で受け取ってみてください。
「MUCA展」注目作品③ KAWS 広告に落書きをした「Ad Disruption(広告への悪戯)」
アメリカ・ニュージャージー出身でブルックリンを拠点にストリートアーティスト、デザイナーとして活躍するKAWS(カウズ)は、本名と素顔を公開しているという点で珍しいアーティスト。
コンパニオンという目がバツのキャラクターが人気で今回の目玉もその作品ですが、もう一つ注目なのがカウズを一躍有名にしたとされる「街なかのファッション広告に落書きしたストリートアート」です。
カルバン・クライン、DKNY、ナイン・ウェストなど時代を代表する広告に落書きをした作品ですが、そのファッション性に脱帽します。
「MUCA展 ICONS of Urban Art 〜バンクシーからカウズまで〜」概要
最後に、今回のMUCA展の概要をご紹介しておきますね。
テレビ朝日開局65周年記念『MUCA(ムカ)展 ICONS of Urban Art ~バンクシーからカウズまで~』
会期:2024年3月15日~6月2日
会場:森アーツセンターギャラリー
住所:東京都港区六本木6丁目101 六本木ヒルズ森タワー 52階
電話番号:050-5541-8600
開館時間:10:00~19:00(金土祝、祝前、GW[4月27日~5月6日]~20:00)※入場は閉館の30分前まで
休館日:会期中無休
料金:一般 2200円 / 高大生 1500円 / 小中生 800円 ※未就学児無料
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MUCAとは?
Museum of Urban and Contemporary Art(以下:MUCA)は、2016 年にクリスチャンとステファニー・ウッツによって開館された、ドイツ初のアーバン・アートと現代アートに特化した美術館。
ドイツ・ミュンヘンの中心部のマリエン広場から近い変電所跡地でヨーロッパを中心に高い人気を誇るアーバン・アートや現代アートを1,200 点以上コレクションしています。
MUCA展所要時間は?東京巡回の混雑状況やバンクシーのシュレッダー作品登場? まとめ
ここまで、2024年3月15日(金)~6月2日(日)まで、東京六本木・森アーツセンターギャラリーで開催されている「MUCA展 ICONS of Urban Art 〜バンクシーからカウズまで〜」の所要時間や混雑状況、見どころについてご紹介してきました。
所要時間:1.5-2時間
チケット混雑状況:平日も土日祝日も余裕あり
会場混雑状況:
平日:かなり空いているので、作品の撮影も余裕
土日祝:会場入り口で少し並ぶ、会場内は混雑しているが、作品前に何層も人だかりができるほどではない
アーバン・アートと現代アートは難しいという先入観を持っている方も多いですが、単純に視覚的に面白く、また今回は解説がかなりしっかりとされているので、初心者にも楽しみやすいと評判。
本来であれば、作家自身がミュージアムやギャラリーに展示されることを避けるがため、街中に制作された作品を有料の展示会で観るということは、ある種の矛盾を感じますが、それも含めて色々感じる展示会ですので、ぜひ東京巡回中に足を運んでみてください。