長野県の山間部に位置し、古くから神話と「戸隠流忍法」の一大修行場であったと言われる「戸隠」。
そんな戸隠にある「チビッ子忍者村」は、子どもから大人まで楽しめる忍者体験型テーマパークです。
「忍者修行」は子供であれば結構魅力的な響きで、体験したがるお子さんも多いので、お子さんがいるファミリーは長野旅行を考える際に計画の一つとして上がるのではないでしょうか?
でも
「忍者村って楽しいけど一日遊べるほどじゃないでしょ?」
「未就学児でも楽しめる?」
「旅行中の時間どのくらい使おう・・?」
と色々と尽きない疑問が・・・
今回は、実際に筆者が訪れた体験をもとに、所要時間や滞在の目安、各アトラクションの見どころ、混雑状況などを詳しくご紹介します。
「チビッ子」なんて言いながら、結構大人でも疲弊する「忍者修行」もあるので、事前にイメージしてからスケジュールを立てることをお勧めします!
チビッ子忍者村とは?基本情報とアクセス

まずは簡単に戸隠にある「チビッ子忍者村」の基本情報をご紹介します。
すでに知ってるよ!な方は飛ばしてくださいね。
チビッ子忍者村 基本情報
「チビッ子忍者村」は冬場はお休みだったり、最終入場が16:00だったりと日時に関しては十分注意してくださいね。
チビッ子忍者村 アクセス
「チビッ子忍者村」のアクセスは良好!ではないですが、戸隠を旅行先として考えている方であれば、戸隠神社五社(奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社)の中心となる神社「戸隠中社」からすぐの場所になります。
車:長野ICから約40分
バス:長野駅から「戸隠高原行き」バスで約1時間、終点下車徒歩5分
駐車場は忍者村公式の無料駐車場がありますが、GWや夏休みなど繁忙期になると、町をあげていろいろなところを駐車場として開放してくれます。
誘導の方がいるのでその方に従う形になるのですが、遠いところだと歩いて入り口まで20分・・・・小さなお子さんがいるとかなり不便ではあります。。
ぜひ早めに行って近くの駐車場に配車されることを祈りましょう!
チビッ子忍者村の所要時間と滞在時間の目安

お待たせしました、この「チビッ子忍者村」どのくらいの所要時間がかかるのでしょうか?
実は3歳児を連れて2時間くらいを予定していた筆者、実際に行ってみると「あれもやりたい、これもやりたい!」となり、結局3時間滞在した上に「もっと居たかった・・」と言われてしまい、後ろ髪を引かれる思いで村を後にしたので、以下を参考にしてください。
おすすめルートもご紹介しますが、あくまで筆者のおすすめなので、後記する人気アトラクションを読みながら、お子様の好みに合わせて検討してみてくださいね!
チビッ子忍者村 所要時間目安は「3時間〜5時間」
所要時間は、実はどのくらい楽しみたいかにもよります。
筆者としては「繁忙期なら最低3時間」ですが、ここでは3種類の所要時間ごとに、どんなことができるかご紹介しますね。
お子様の年齢や好みに合わせて参考にしてみてください!
2時間コース(平日、またはピンポイントで楽しむ方)
人気アトラクションだけに絞ってサクッと回る場合の目安は2時間。
平日や夏休みなどではない時期であれば十分可能です。
混雑時も多少待ち時間が発生しますが、2時間あれば主要なスポットは体験可能。忍者衣装レンタルもできます!
※②は全て近くのエリアなので、空き状況を見ながら順番はご自由に!
3~4時間コース(繁忙期にピンポイントで)
小学生以上の子どもがいらっしゃる場合は、少なくともこちらを予定してください!
お子様が小さい場合は「修行コース」はどれか一つに絞る形になりそうですが、しっかり楽しめる余裕のあるプラン。
ただし、お昼休憩などをしっかり挟みたい場合は、親がお昼を購入しておくなど、人員を分散して楽しんでください!(筆者が遊びに行った際にはお重にお弁当を詰め込んで入村されていた強者に出会いました!)
5時間以上(全アトラクション制覇!&温泉付き)
本格的に「全部アトラクションをクリアするぞ!」なファミリー向け。
忍者衣装レンタルや食事休憩、忍者ショー鑑賞(期間限定)なども組み込み、忍者村を満喫できます。
余裕があれば、最後に同じエリア内にある「戸隠神告げ温泉 湯行館」にも入れそうで、親にも嬉しいですね。
5時間以上コース おすすめルート
①【衣装レンタル】 → ②【手裏剣道場 → からくり屋敷 → 忍術屋敷 → 忍者スラローム】→ ③【修行の森コース → 忍びの砦コース → 隠れ砦コース】 → ④【戸隠神告げ温泉 湯行館】
チビッ子忍者村 実際の所要時間に関する口コミ
「平日訪問で2時間で十分楽しめました。空いているので待ち時間なしで各アトラクションを楽しめました」(20代・カップル)
平日に行くか、休日に行くか、はたまた夏休みなどに行くかによってだいぶ変わりますが、やはり大人だけでサクサク楽しむくらいで2時間、子どもがいると、3時間は見ておいた方が良いです!
チビッ子忍者 人気アトラクションベスト5

上記ですでにおすすめルートをご紹介していますが、人気の(つまり混雑しがちな)アトラクションをご紹介しますね。
1. 手裏剣道場
手裏剣を実際に投げて的を狙う体験は大人気。
的までの距離は体験者によりご担当の方が移動してくれるので、子どもから大人まで楽しめます。
的中数でポイントがつき、プレゼントをゲットできることも。
子どもは夢中になって挑戦します。
待ち時間:
週末や祝日は15〜20分の待ち時間が発生するが、回転は早い。混雑時は整理券が配布されることも。
口コミ:
「子どもが手裏剣を投げるのが初めてで、的に当たるたびに大喜びしていました。スタッフも丁寧に教えてくれました」(40代・母親)
2. からくり屋敷

隠し扉や仕掛けが満載の屋敷内を探検できる「からくり屋敷」。
迷路や謎解き要素もあり、親子で協力して攻略する楽しさがあります。
からくりに触れて体感できるのも魅力のひとつ。
待ち時間:
屋内なので人数制限があり、土日祝は15~20分待ちが目安。あまりに混雑していると前の人が見えてどんどん謎を解いてしまいそこについていくだけになるので、避けたいところ。平日はほぼ待ち時間なしです。
口コミ:
「大人でもハラハラドキドキ。子どもと一緒に頭を使って楽しめました。狭いので混雑時は少し窮屈かも」(30代・家族)
3. 忍者スラローム

高さ約5mのスライダーを、小さな滑車付きの車に乗って滑るスリル満点のアトラクション。
暗く、レトロな手作り感もまたいい感じです。
子どもも大人も楽しめますが、膝に乗せてスライダーを滑ることはできないので、一人で乗れるお子さんに限ります。
待ち時間:
1回の制限人数が決まっており、さらに1回の中で2回滑れる仕組みのため、待ち時間が発生。人気のため週末は20分程度待つことも。平日は5分待ち程度が多いです。
口コミ:
「子どもたちが何度も滑りたがって大変でした。爽快感があり、リピートしたくなるアトラクションです」(40代・家族)
4. しのび砦コース

ロープ渡りやネットクライミングなど、体を使うアスレチック。
忍者修行気分が味わえますが、かなり体力が必要。
未就学児には難しいスポットが多く、小学生以上向けです。
こちらの「水ぐもの術」は大人気!!水に落ちることも多々あるので、着替え必須です!
待ち時間:
一度に2名までしか体験できないので、土日は混雑し、20分以上待つこともあります。平日は比較的空いています。
口コミ:
「体力を使うので小学生以上におすすめ。子どもたちの体力発散にぴったりでした」(30代・父親)
5. 隠れ砦コース

ハシゴや吊り橋など、未就学児でも参加できるアスレチック。
屋根の上を歩いたりするので、小さな子供でも大はしゃぎですが、年齢によっては大人の付き添いが必要(ルール的にではなく安全のため)です。
待ち時間:
土日でも順番に進んでいくので、特に混雑はなし。
口コミ:
「梯子や揺れる吊り橋など、子供に付き添った大人の方が体力を削がれました。子供は終始楽しそう。」(40代・母親)
番外編:忍者衣装レンタル

こちらはアトラクションではないのですが、ちびっ子忍者村には「忍者衣装」をレンタルできるサービスがあります。
忍者服を着たまま全ての施設に行けますし(汚れ防止!)、しかも意外にリーズナブル(親にとってここ大事w)
夏場なんかは、着ている洋服の上から着られるので楽だし、気分がグッと上がるのでぜひおすすめです!
未就学児/小学生向けにおすすめの遊び方
未就学児をお連れの方は以下のアトラクションがおすすめです。
おすすめ:
・からくり屋敷(親子で協力して楽しめる)
・忍術屋敷(親子で協力して楽しめる)
・隠れ砦コース(親が後からフォローしながら楽しめる)
特にからくり屋敷は、仕掛けを一緒に解くことで親子の絆が深まりますので、小さなお子さんがいる場合は、どちらも行ってもいいですね!
逆に体力のある「小学生以上」のお子様は、以下がおすすめ。
おすすめ:
・手裏剣道場(親子や友達同士で競い合える)
・しのび砦コース(ハイレベルなアスレチックなのでチャレンジ気分でも楽しめます)
体力を使うアクティビティは小学生にぴったりなので、夜ぐっすり寝られそうです。
チビッ子忍者 混雑する時期・回避のコツは?
さて、先ほどからちょこちょこと「繁忙期は」とか「混雑していると」とか言っていますが、実際混雑する時期や時間帯はいつなのか、ご紹介します。
前後に他の観光スポットを入れるなどして、プランを立てるときにお役立てください
チビッ子忍者村 混雑する時期は「子供の休み」
ゴールデンウィーク、夏休み、年末年始は、当たり前ですが特に混み合います。
旅行客だけではなく、結構地元の小学生が団体できたりするので、その際はその集団を避けるようにしてアトラクションを回ってください。
チビッ子忍者村 混雑する時間帯は「10:00-12:00」
午前10時〜12時は特に混雑します。
特に土日や祝日は、午前中が混雑しやすく、人気アトラクションは順番待ちが発生することがあります。
そして混雑している時は、アトラクションの混雑もさることながら、お昼ご飯関連施設がことごとく大行列。
すでに12時の時点で完売、何てこともありますので、事前に買っておくなど考えておいてください。
チビッ子忍者村 混雑回避の3つのコツ
とはいえ、なるべく混雑は避けたいですよね。
観光地の子供向けスポットなので、なかなか難しいところはありますが、少しだけ混雑回避のコツもあります!
回避のコツ① 開園直後を狙い、人気アトラクションを先に回る!
10:00ごろから混み合う「チビッ子忍者村」ですが、実は9:00オープンと同時に入ると、意外に軽快にアトラクションを回れるんです。
重要なのは、9:00より前に「チビッ子忍者村」へ向かい、入り口になるべく近い場所に配車されること。
というのも、80台用意されている駐車場が入り口近くからどんどん埋まるため、下手をすると、忍者村入り口から20分程離れた場所へ案内される方もいるので、遅れをとってしまうのです。
回避のコツ② できれば平日や午後の時間帯(13:00~15:00)を狙う!
平日を狙えれば一番いいのですが、難しい場合はお昼後を狙いましょう。
17:00ギリギリまでいる覚悟で、混雑時にはアスレチック系(忍びの砦コースなど)を体験しておいて、混雑するアトラクションは後半へ。
回避のコツ③ チケットは事前にWEB購入しておく!
「チビッ子忍者村」の入り口では、「その場で買う」と「事前WEB購入」と入場列が違います。
「その場で買う」は非常に混雑しているので、「事前WEB購入」しておくと、少し時間短縮ができます。
色々な種類の割引があるのですが、この「事前WEB購入」も実は割引があり、お得、かつ時短できるので、絶対行くことが決まってる方は(もしくは直前に駐車場からでも)ぜひ購入しておくことをおすすめします!
チビッ子忍者村所要時間は?戸隠滞在の目安とアトラクションの回り方・混雑状況まとめ
山深い長野・戸隠の地に突如あらわれる、“本気の忍者修行”ができるテーマパーク――それが【チビッ子忍者村】。
手裏剣に、からくり屋敷、アスレチックにスラローム…。まるで物語の中に飛び込んだかのような体験が、子どもも大人も待ち受けています!
「未就学児でも楽しめる?」「所要時間は?」「混雑を避けたい!」そんな疑問を持つ方のために、実際に訪れた体験をもとに今回ポイントをまとめました。
所要時間の目安:
2時間コース: 忍者衣装+人気アトラクションをサクッと体験
3~4時間コース: 半日たっぷり!忍者修行コースやお昼休憩も◎
5時間以上コース: 全アトラクション制覇+戸隠そば&温泉まで満喫!
混雑を避けるコツは?:
開園直後(9:00〜10:00)の入場がベスト ※駐車場には少し前に!
土日よりも平日 or 午後(13:00〜)が◎
チケットは事前にWEB購入でスムーズに入場!
からくり屋敷や手裏剣道場など、子どもが目をキラキラさせながら本気で遊べる仕掛けが満載!
親子で一緒に忍者気分を満喫できる「チビッ子忍者村」、旅のハイライトになること間違いなしです。
家族の思い出に残る体験、ぜひ戸隠で味わってみてくださいね。