「古代エジプト史上最大のファラオ」と称される、ラムセス2世。
数々の建築や戦争で名を残し、歴代ファラオの中でも最も有名な存在です。
そんなラムセス2世の足跡をたどる大規模展覧会が、ついに日本上陸、現在豊洲で開催されています。
エジプト政府公認のこの巡回展、エジプト博物館を中心とした品々が今後海を渡って日本に来るのはあっても数十年後。
古代エジプトの圧倒的なスケールを体感できるということで、
「スケジュール立てたいけど、所要時間って?」
「もうすぐ閉館だけど、やっぱり混雑するのかな?」
「実際、展示内容はどんな感じ?」
と気になっている方も多いはず。
本記事では、そんなラムセス大王展の「所要時間」「混雑状況」「見どころ」について、実際に行ってきた感想も含めてご紹介しますので、これから訪れる予定の方はぜひ参考にしてみてください!
ラムセス大王展 所要時間の目安は?公式と全然違った!

「ラムセス大王展」ですが、公式サイトでは「所要時間:約1時間」と案内されています。
が、実際に行ってみてびっくり、全然違って1時間では見切れなかった!というのが正直が感想です。
また会場であったお客さんとお話ししたところ同じ意見だったので、ぜひ行く前の参考にしてみてください。
ラムセス大王展 所要時間は「約2-3時間」
会場は、今回のために特別にオープンした建物で、実際の展示物だけでも約180とかなりな点数。
さらに、当時の様子をCG再現した映像が要所要素に用意されていて、予想以上にコンテンツが充実しています。
特に繊細な装飾品や壁画など、じっくり目を凝らしてみたくなるものが並んでいますので、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
ただし、よくある博物館や美術館での展示と違って、説明パネルなどがふんだんに設置されているわけではないので、それをじっくり読んで回るというよりは「展示物を直感で楽しむ派」と「デジタル解説を聞きながら回る派」に2分されてた印象。
それぞれで所要時間が変わってきます。
所要時間目安:
・展示をざっと見るだけなら「1.5〜2時間」
・デジタル解説や映像をじっくり楽しむなら「2.5〜3時間」
筆者は平日の午後に足を運んだのそこまで混雑していませんでしがが、混雑時は、特に、繊細な彫刻が施された展示品ほど近くで見たい方が集まりやすく、順番待ちが発生して時間がかかることもあります。
公式発表通り「1時間で見られる」と思って予定を詰めすぎると慌ただしくなるので、余裕を持ってスケジュールを立てるのがおすすめです。
ラムセス大王展 歴史好き・エジプトな方は「3時間以上」
「ラムセス大王展」はただ展示を眺めるだけではなく、歴史的背景や当時の文化を学べる要素が満載。
戦いの歴史や宗教的な意味合いなど、解説(マルチメディアガイド)もかなり充実しているので、歴史好きの方は要注意です。
エジプトの歴史や当時の様子を「なんとなく知っているけど・・」という方はぜひ「デジタル解説」を借りて聴きながら回っていただくと、詳細がわかってさらに楽しめますが、このデジタル解説をしっかり聴きながら回ると、3時間は見ておいてください。

ちなみにこのMAPもマルチメディアガイドを購入(現地で1台1,100円で借りることができます)した人でないともらえないものです!
デジタルガイドのメリットについてもまとめているので気になる方はこちらもどうぞ>>
チケットは色々なルートで販売されていますが、アソビュー!だとポイントもついてお得!!
VR体験に興味があれば「3.5-4時間」
「ラムセス大王展」では、全部を回った最後に「VR体験」をすることもできます。
ラムセス2世が建てたもっとも壮大な遺跡、アブ・シンベル神殿とネフェルタリ王妃の墓にスポットを当てた、没入型コンテンツ。
これ、事前にチケットを購入しなければならないのですが、もしお時間(とお金)に余裕があれば、ぜひおすすめ!
というのも、筆者は「まあ、いっか」と思って購入しませんでしが、展示を全部回った後だと、「体験してみたいかった!」という気持ちが強くなってしまっておりましたが、時すでに遅し。
所要時間は12分です。
ただ、同じ時間帯に希望者が多い場合は、そこでもだいぶ並ぶことになるので、特に週末などに行く予定な方は、プラス30分から1時間は見込んでおいた方が良さそうです。
ラムセス大王展 混雑状況は?

会場は広いものの、やはり人気展覧会。特に夏休みや休日は混雑しており、入場待ちや展示前の人だかりが目立ちます。
混雑を避けたいなら「平日の午前中」か「休日なら夕方」
混雑を避けたい方におすすめ!
・平日の午前中
・土日祝日の閉館2時間前以降
平日の朝イチは比較的ゆったり鑑賞できます。
休日の場合は午前中〜午後早めは混雑しますが、夕方になると少し落ち着いてきます。
ラムセス大王展とは? | 「古代エジプト史上最大のファラオ」の軌跡をたどる

ここで簡単に「ラムセス大王展」の概要に触れておきます。
ラムセス2世は紀元前13世紀に君臨した古代エジプト第19王朝のファラオ。
ファラオというのは、古代エジプトの王の称号で、神と人との間にいる存在、とも捉えられていたようです。
ラムセス2世は、政治、宗教、軍事など、あらゆる分野で絶対的な権力を持ち、なんと66年という長い治世を誇る鉄人。
この時代としては異例の90歳ごろまで生き、子供は100人以上。
奥さんは8人というから驚きです。
アブ・シンベル神殿をはじめとする数々の建築事業や、カデシュの戦いなどの戦歴で知られています。

本展覧会では、彼の栄光の時代を象徴する出土品や復元展示を通じて、「最も偉大なファラオ」の姿に迫ることができます。
項目 | 内容 |
タイトル | ACN ラムセス大王展 ファラオたちの黄金(Ramses the Great Exhibition: Pharaohs’ Gold) |
会期 | 2025年3月8日(土)~2025年9月7日(日) |
住所 | ラムセス・ミュージアム at CREVIA BASE Tokyo(豊洲) 〒135-0061 東京都江東区豊洲6-4-25 |
アクセス | ・ゆりかもめ「市場前」駅 徒歩3分 ・東京メトロ有楽町線「豊洲」駅 徒歩15~17分 ・BRT「豊洲市場前」バス停 徒歩約3~5分 ・?タクシー:銀座から約10分、東京駅から約15分 ・ 駐車場:なし(近隣駐車場を利用) |
URL(公式サイト) | https://ramsesexhibition.jp/ |
2人以上で行く方は、「ペアチケット」もお得!アソビュー!だとポイントもついてお得です!!
ラムセス大王展所要時間は?豊洲での混雑状況や見どころレポート まとめ

ラムセス大王展は、公式案内では「所要時間1時間」とされていますが、実際には展示が非常に充実しているため、2〜3時間は見ておくのがおすすめです。
歴史好きの方なら、解説をじっくり読み込みながら回ると3時間以上の滞在になることも。
古代エジプト史上最大のファラオと称されるラムセス2世の世界を、これだけ間近に体感できる機会は貴重。
3000年も前のものなのに、保存状態も驚くほどよく、想像以上に充実したラムセス体験でした。
ぜひ時間に余裕を持って訪れ、その迫力と魅力をじっくり味わってみてください。