東京スカイツリーは、日本で最も高い建造物と有名で、はるか上空にある展望台からの絶景を楽しめる人気の観光スポット。
東京に来たらと足を運ぶ方も多い場所ですが、いざチケットを購入しようとすると「ん?展望デッキと展望回廊?」「金額も違うけど、展望回廊とのセット券を買うべき?」と悩んでしまいますよね。
筆者もそうなった人の一人。
先日、「展望デッキと展望回廊のセット券」を購入し実際にスカイツリーに行ってみましたが、「展望デッキまでで充分だったかも」と思ったので、その理由と、「こういう人なら展望回廊まで行った方がいい!」と思ったポイントがあるので、ご紹介します。
皆さんの来場の参考になれば幸いです。
スカイツリー 展望デッキと展望回廊って?
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まず初めに、最初に行く時って、そもそも「展望デッキ」と「展望回廊」って何がどう違うの?ということころからわからないですよね。
そこで簡単にまとめたので、こちらをどうぞ。
東京スカイツリー 登れるのは「展望デッキ」と「展望回廊」
東京スカイツリーの展望エリアは、大きく分けて以下の2つに分かれます。
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それぞれのフロアの特徴や見どころについて詳しく解説していきますね。
展望デッキ(TEMBO DECK)|地上350mの展望エリアのフロア構成
展望デッキは、以下の3つのフロアで構成されています。
フロア | 高さ | 見どころ | |
フロア350 | 350m | スカイツリーのメイン展望エリアで、最も広いフロア | パノラマ展望:地上350mからの絶景を360度楽しめる。 フォトスポット:記念撮影をする専用スポットあり。 スカイツリーカフェ:軽食やドリンクを楽しめる展望カフェ。 エレベーター乗降口:地上からのエレベーターが到着するフロア。 |
フロア345 | 345m | スカイツリーの展望レストランがあるフロア | Sky Restaurant 634(ムサシ):超展望を誇るフレンチと和の融合した「東京キュイジーヌ」が楽しめる本格レストラン。 |
フロア340 | 340m | スリル満点のガラス床があるフロア | ガラス床:真下が透けて見えるスポットでスリルを体験! スーベニアショップ:「THE SKYTREE SHOP」でお土産購入可能。 |
地上から最初に到着するのは、「天望デッキ フロア350」で、そこから各フロアへはエスカレーターに乗って移動します。
展望回廊(TEMBO GALLERIA)|地上450mの最上展望エリアのフロア構成
展望回廊は、以下の2つのフロアで構成されています。
フロア | 高さ | 見どころ | |
フロア 445 | 445m | 展望回廊の入り口となるフロア | エレベーター乗降口:フロア350からのエレベーターが到着するフロア。 天望回廊の入り口となるフロア450Fに向かってゆるやかに登る。 |
フロア 450 | 450m | スカイツリー最上部に位置する展望スポット | ソラカラポイント:地上450mからの大パノラマ:視界が広がり、天候が良ければ富士山も見える。 |
こちらは、350からエレベーターに乗ると最初に「445」に到着し、そこからスロープ状の回廊を歩き、「450」へと到着するフロア構成です。
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スカイツリーは展望デッキまでで充分な3つの理由
さて、早速ですが、筆者の感想から、「展望デッキ」までで良かったと感じた3つの理由をご紹介します。
理由1:高さの差は100mしかない! →景色の違いはわずか
展望デッキ(350m)と展望回廊(450m)は100mの違いはあるものの、見える景色は、「あ、少しビル群が小さい!」と感じたくらいで、劇的な差はありません。
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むしろ、350mの方が東京の街並みをより近く感じられ、建物の細かいディテールも楽しめると感じました。
450mまで上がると、確かに視界が広がるものの、地上の景色がより遠く・小さく、ぼやっとなり、臨場感が薄れてしまうというSNSでの意見も。
「せっかく登るなら一番上まで行きたい!」方は気にせず登るのをおすすめしますが、100mの違いで追加料金を払う価値があるかどうかは慎重に検討した方がよいでしょう。
理由2:展望回廊はシンプルな通路で滞在時間は短い
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すでにご紹介した通り、展望回廊は、スロープ状の通路をぐるっと1周する構造になっており、特に立ち寄るスポットやカフェはありません。
展望デッキより窓の位置が膝くらいから始まっている大型なため、景色はみやすいですが、見える景色にそこまで差がないので、実感として「は〜フロアを満喫した!」という感じはありませんでした。
ただ写真を撮りながら通路を歩くだけなので混雑していなければ、滞在時間は15分程度で終わってしまうこともありそうです。
追加料金が高い! その価値はある?
こちらが一番大きなデメリットですが、展望回廊まで行くには、追加の料金がかかります。
例えば・・・
【チケット料金比較】(休日料金)
チケット種類 | 大人(18歳以上) | 中人(12~17歳) | 小人(6~11歳) |
展望デッキまで | 2,300円 | 1,500円 | 900円 |
展望デッキ+展望回廊 | 3,400円 | 2,350円 | 1,400円 |
大人の場合、休日だと+1,100円の追加料金。
「この1,100円で100m高い場所に行く価値があるか?」という問題です。
例えば、1,100円の追加料金を払って450mまで行くよりも、そのお金で展望デッキのカフェで350mの絶景を眺めながらドリンクを楽しみ、リラックスした時間を過ごす方が、満足度が高いかもしれません。
スカイツリー それでもこんな人は展望回廊へ行くべき!
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「それでもやっぱり展望回廊が気になる!」という方のために、展望回廊に行くべきケースもご紹介します。
展望回廊へ行くべきケース① 世界一高い展望スポットから景色を記念に見たい!
展望回廊(450m)は、世界一高い展望施設としてギネス記録にも認定されています。
「せっかく来たのだから、最高地点まで行ってみたい!」という方には、特別な体験になるでしょう。
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あまり来る機会がなければ、より一層ですよね。
展望回廊へ行くべきケース② コラボイベントに推しがいる!
スカイツリーでは、アニメ・映画・ゲームなどのコラボイベントを頻繁に開催しています。
展望回廊(特にソラカラポイント(には、こうしたコラボイベント限定のフォトスポットが設置されることが多いです。
例えば、2025年2月のヒロアカコラボの場合、天空回廊はこんな感じに。
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「特別なフォトスポットで写真を撮りたい!」「推しが天空に!」という方は、ぜひ展望回廊まで行くことをおすすめします!
展望回廊へ行くべきケース③ 構造物が好き!
もう一つは、地上から350のフロアに行く時のエレベーターは中に装飾(4台それぞれ春夏秋冬でテーマがある)があるものの、他のビルなんかのエレベーターとほとんど変わりません。
が、展望デッキから展望回廊へ移動するためのエレベーターは、ドアがガラス張りになっていたり、天井の一部が透けていて、登っていく際に、スカイツリーの鉄骨が見えます。
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構造物好きな方はここはちょっとポイント。
乗っている人はみんなちょっと「おー!」っとなっていました。
東京スカイツリー 基本情報
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最後に、東京スカイツリーの基本情報をご紹介します。
MAPはこちらをご覧ください!
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スカイツリー展望回廊は行くべき?展望デッキまでで充分な3つの理由 まとめ
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ここまで、東京スカイツリーの「展望回廊」までいくべきか?という問題について、筆者なりの感想をまとめました。
スカイツリー展望回廊はコスパを考えて選ぼう!
「展望デッキ(350m)」で充分な3つの理由:
・高さの違いは100mだけで、景色の差はわずか
・展望回廊は通路を1周するだけで、特に見どころが少ない
・追加料金が高い(大人休日+1,100円)ので、その分カフェで絶景を楽しむ方がコスパが良い
こんな人は「展望回廊まで」へ行くべき:
・世界一高い展望施設の景色を体験したい
・コラボイベントの特別フォトスポットを楽しみたい
・躯体や構造物を間近で味わいたい
スカイツリーの展望体験はやっぱり特別ですし、「スカイツリーに登ったことがある!」というのは記憶に残ります。
東京を一望できる圧巻の展望台は、昼間のクリアな眺望も、夜のロマンチックな夜景も、それぞれ違った魅力があります。
そんなに何度も登ることもないかもしれませんので、東京スカイツリーからの絶景を最大限に楽しむために、自分に合ったプランを選んでみてください!