佐藤雅彦展@横浜美術館 | 所要時間は?展示内容・見どころ・グッズも紹介

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佐藤雅彦展所要時間は?横浜美術館の混雑状況や見どころレポート

「ピタゴラスイッチ」や「だんご3兄弟」「ドンタコス」など、子どもから大人まで誰もが一度は見たことがある作品を手がけてきた佐藤雅彦さん。

そんな佐藤雅彦さんの初の回顧展が、2025年6月28日〜11月3日、横浜美術館のリニューアルオープン記念として開催されています。

その名も『佐藤雅彦展 新しい ×(作り方+分かり方)』。

大人気コンテンツが目白押しということで、

「スケジュール立てたいけど、所要時間って?」
「夏休みはきっと混雑するよね〜?!」
「実際何が見れるのかな?」

と気になっている方も多いはず。

本記事では、そんな佐藤雅彦展の「所要時間」「混雑状況」「見どころ」などについてまとめてご紹介しますので、これから行こうと考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

佐藤雅彦展 所要時間の目安は?

「佐藤雅彦展 新しい×(作り方+分かり方)」は、参加型コンテンツは少ないものの、映像作品も多く、一つ一つじっくり見入ってしまいがちな展覧会。

早速その所要時間をご紹介します。

佐藤雅彦展 所要時間は「約2-3時間」

全体MAPはこんな感じです

今回の「佐藤雅彦展」は見どころが満載ですが会場が広いわけではなく、所要時間は約2-2.5時間程度が目安です。

ただ、入場してまず初めに「Theater」という過去のCM作品を見られるコーナーがあり、そこをじっくり最初から最後まで鑑賞すると1つのTheaterで30分の長編(2つある)。

さらに、ゲーム「I.Q」の制作過程や、ピタゴラスイッチの「アルゴリズム体操」の制作過程など、各所にある映像コンテンツをどの程度み収めるかでも時間が変わってきます。

所要時間目安:
・展示をざっと見るだけなら約2時間
・映像系コンテンツもじっくり楽しむなら3時間

現在オープン直後で混雑しているのもありますが、長尺CMが放映されているシアターなどは待ち時間も発生しています。

特に今後も、休日や祝日、夏休みなどの混雑時は待ち時間が発生し、最大3時間以上かかることもありそうです。

ポイント!
同日中であれば、一度館外に出て再入場するのも可能です。
混み合ってきたら、ちょっと常設展示を楽しんだり、目の前の「MARK IS」などに行って、ランチタイムを挟んでもいいかもしれません!

佐藤雅彦展 クリエイティブな方の所要時間は「約3-4時間」

「佐藤雅彦展」では、「作り方を作る」がテーマ。

CMにしろ教育コンテンツにしろ、かなり色々ものの制作過程や考え方のメモなどをじっくり見ることができます。

なのでクリエイティブな大人の方は要注意。

じっくり読み込めば読み込むほど、沼にハマり、お昼を挟んで5時間いた!なんて人も。

それは極端かもしれませんが、3時間から4時間程度は見ておいたほうが満足感は得られます。

佐藤雅彦展 お子様連れの所要時間は「約2時間」

「佐藤雅彦展」は通称「ピタゴラ展」とも言われていますが、実は展示内容は大人向けが半数以上。

「ピタゴラ装置」や「ぼてじん」が好きな子は、映像とともにその実物を楽しめますが、大人とお子様の滞在したい場所は結構異なります。

お子様だけを優先して考えるのであれば、所要時間は2時間見ておけば十分でしょう。

ピタゴラスイッチ好きのお子さんに人気のコンテンツ:
・ピタゴラスイッチ 実物4セット
・ボテジン実物
・ビー玉ビースケ新作映像

「ピタゴラ展」ではないので要注意ですが、ピタゴラスイッチの実物は感動もの!

筆者の子供(4歳)は4つの実物を映像とともに、4巡回していました!(時間ぎれでそこまででしたが、余裕があれば永遠に見ていそう・・)

佐藤雅彦展 入場前の計算の森にハマると「+約1時間」

今回の「佐藤雅彦展」ですが、実は入場前に一つだけ体験型作品があります。

それが、「計算の森」。

入り口で一人一人数字をもらい、その数字を「73」になるように「×5」とか「+7」とかの門をくぐって完成させます(カードに入ったチップにより自動計算)。

これが休日はかなりの列で、筆者が行った日曜は1時間待ちでした。

中に入ってしまってからは、ご自身の力量次第。

計算がくるってずっと色々な門をくぐり続ける方も・・・。

ちなみに一人でないと一人は入れない仕組みになっているので、同じ時間帯に来た人がどのくらいの実力者かによっても待ち時間は変動します。

なので、この「計算の森」を体験したい方は、混んでいなければ、20分程度、混んでいれば1時間はプラスして考えておいてください。

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佐藤雅彦展 おすすめの来場時間は?

チケットは当初日付指定制ではなかったのですが、予想外の混雑により、7月中旬から「日時指定制」に変わりました。

日時指定であれば会場内では混み合わないのでは?と思われがちですが、それでも混み合う日は会場内でも待ち時間は発生します。

でも、この形の企画展ではおすすめな時間帯があるので、ご紹介しておきますね。

佐藤雅彦展混雑を避けたい場合は「平日の朝」か「休日なら夕方」

混雑を避けたい方にオススメ!
・平日の午前中
・土日祝日の閉館直前

平日は全体的に空いているものの、午前中が一番余裕のある時間帯で、体験コンテンツもゆっくりと楽しめたとのSNSでのコメントも目立っています。

逆に、土日祝日は混み合いますが、チケットは朝から「残りわずか」や「売り切れ」になりやすい傾向に。

特に閉館前の16時以降は狙い目のようです。

夕方であれば、入場時に行列ができていた入り口付近の「Theater」なども、最後の方にまわしていくと、ガラガラだったりしますので、「人と見る順番を変える」のも一つのポイントかもしれません。

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佐藤雅彦展とは? | 「ピタゴラスイッチ」や名CMの“作り方”を知る初の大規模回顧展

引用元:横浜美術館

ここで簡単に今回の「佐藤雅彦展って?」ということに触れたいと思います。

佐藤雅彦さんってどんな人?

佐藤雅彦さんは、NHK教育テレビの『ピタゴラスイッチ』『0655/2355』などの教育番組を監修し、広告界ではサントリー「モルツ」や湖池屋「スコーン」「ポリンキー」「ドンタコス」、NEC「バザールでござーる」などのヒットCMを生み出した方。

さらに「計算の庭」「指紋の池」など身体表象をテーマにしたインタラクティブアートも多数手掛けています。

その多彩な創作活動は、90年代以降のメディアの世界を牽引し続けていますが、佐藤雅彦さんのの人物像や取り組みは、意外にもあまり知られていません。

佐藤雅彦展って?

今回の『佐藤雅彦展 新しい ×(作り方+分かり方)』は、40年にわたる創作の軌跡をたどる、初の大規模な回顧展。

佐藤さんがが一貫して追求してきた「作り方を作る」という独自の視点に光を当てるそうです。

「多岐にわたるジャンルで色々なものを生み出してきたが、“もの”をつくりたいというよりは、“作り方を作る”がやりたかった。作り方が新しければ、自然とできるものも新しくなる」ー佐藤雅彦

佐藤雅彦展 基本情報

「佐藤雅彦展 新しい×(作り方+分かり方)」の基本情報はこちら。

「佐藤雅彦展 新しい×(作り方+分かり方)」

開催期間:2025年6月28日〜11月3日
会場:横浜美術館(横浜市西区みなとみらい3丁目4-1)
休館日:木曜日
開館時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)

アクセス:みなとみらい線「みなとみらい駅」徒歩3分、JR・地下鉄「桜木町駅」徒歩10分

チケット料金:一般2,000(1,900)円/大学生1,600(1,500)円/中学・高校生1,000(900)円/小学生以下無料
※( )内は有料20名以上の団体料金(要事前予約、美術館券売所でのみ販売)
※障がい者手帳をお持ちの方と介護の方(1名)は無料
※同時開催のコレクション展も、「佐藤雅彦展」チケットで観覧当日に限りご入場いただけます。
オンラインチケットはこちら>>

佐藤雅彦展 見どころ | “作り方を作る”を体験できる4つの魅力ポイント

引用元:横浜美術館

『佐藤雅彦展 新しい ×(作り方+分かり方)』は、単なる鑑賞ではなく、「作り方」や「ルール」「発想のプロセス」をじっくり理解できる、知的好奇心を刺激する展覧会

『ピタゴラスイッチ』『0655』『2355』でおなじみの「考える遊び」の仕掛けを、自ら体験しながら「どう伝えるか」「どう気づかせるか」という佐藤さんの視点を実感できます。

見どころ① 「ピタゴラスイッチ」でおなじみの「ピタゴラ装置」実物展示

何度見ても唸らされ、その種類の多さに毎回目を見張る「ピタゴラ装置」。

今回はなんとテレビで見ていたあのピタゴラ装置の仕掛けを映像を見ながら、さらに実物を間近で見られます

展覧会では、番組にも登場する「ピタゴラ装置」4つが登場。

またピタゴラ装置に使われる物品の数々も合わせて展示されています(なんと全て、佐藤雅彦さんが1970年代から蒐集してきたものだというから驚き!)

緻密な計算による連鎖の動きをいろんな角度からじっくり見られる大チャンスにワクワクです!!

残念ながら「ピタゴラ装置」のお部屋は全面撮影禁止。

ぜひ行ってみてみてください!

見どころ② CM作品の「方法論」に着目した映像シアター

こちらは長尺30分のCMシアター。

「バザールでござーる」(懐かしい!)「スコーン」「JR」などのCMに込められた“伝える工夫”を分析して紹介する映像シアターは、オープンから連日大人気です。

大人がその秘話を聞いて唸れそうな見どころですが、筆者の4歳の息子は初めて見る「バザールでござーる」に大ハマり。帰ってからも「あれがもう一回見たいなぁ」と言っています。

見どころ③ 佐藤雅彦さんが実は一番興味があった"教育”エリアと最後の「ビーすけ最新作」

大人にとっては「CMの人」「キャラクター作りが上手い人」という印象のある佐藤雅彦さんですが、実は一番興味があったのは"教育"だったそうです。

「ピタゴラスイッチ」がここまでの長寿番組となっていることを考えれば、納得ですね。

そこで展覧会後半では、慶應義塾大学佐藤雅彦研究室を舞台に展開する「教育」と「創造」のエリアが登場。

ボテジンなどの実物や「消えるピタゴラ装置」も飾ってあり、なかなかに親子連れで行っても一緒に楽しめるエリアです。

そしてこのエリアの最後、展覧会最後でもあるのですがなんとまだ放映されていない「ビー玉ビースケ」の最新作が放映。

大人も思わず固唾を飲み、最後は拍手まで沸き起こっていましたので必見です。

佐藤雅彦展 巡回はある?

佐藤雅彦さんの初の回顧展『佐藤雅彦展 新しい ×(作り方+分かり方)』は、横浜美術館のみの開催で、巡回する予定はありません。

ただ、佐藤さんの出身である静岡・沼津に「富士山と海を見ながら考えるミュージアム」を2029年に設立予定だそうで、そこには何かしら今回の作品も展示されるかもしれません。

佐藤雅彦展 グッズ&図録&カフェは?

佐藤雅彦さんといえば、面白い仕組みもそうですが、なんとも憎めない、かわいいキャラクターたちも人気。

今回グッズや図録、そしてコラボカフェも見逃せません。

佐藤雅彦展 グッズ&図録 | オンラインでも買える?

今回は、展覧会限定のオリジナルグッズもあります

ピタゴラ装置モチーフのオリジナルグッズに加え、佐藤雅彦さんの関連著書などが満載!

そして公式図録は「作り方を作る」というテーマに沿って構成された、読み応えのある一冊で、こちらは公式オンラインショップでも購入可能です。

こちらのショップは、入場しなくても購入できるエリアにあるので、買い忘れた方や、売り切れだった方は、また行ってもいいですね。

グッズについて詳しくはこちら>>

佐藤雅彦展 コラボカフェ行くべき?

ミュージアムカフェでは、展示と連動した関連メニューも展開されています。

今回は同じチケットで常設展も楽しめるそうなので。鑑賞の合間にほっと一息つける場としてもおすすめです。

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佐藤雅彦展所要時間は?横浜美術館の混雑状況や見どころレポート まとめ

2025年夏から秋にかけて開催される「佐藤雅彦展 新しい×(作り方+分かり方)」は、「ピタゴラスイッチ」や懐かしの名CMでおなじみの佐藤雅彦さんの世界を、体感できる展覧会。

子どもも大人も一緒に楽しめて、新しい“作り方”の発想にワクワクするはずです。

この記事のポイント:

・所要時間=2〜3時間(混雑時は3時間見ておくと安心!)
・お子さま連れ所要時間=2時間(ピタゴラ系は後半半分!)
・混雑を避けるなら「平日朝」か「休日なら夕方」

・あの「ピタゴラスイッチ」の実物装置が間近で見られる!
・展覧会限定のグッズや図録も見逃せない!

・横浜美術館はアクセスも良く、リニューアルしたばかりでキレイ!
・チケットは日時指定なので、行きたい方はお早めにオンライン予約を!

本展は横浜美術館のみの開催。

ぜひお出かけの計画に入れて、横浜美術館で楽しくてためになる時間を過ごしてみてくださいね。早めの予約も忘れずに!

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