現在、世界からも注目されるチームラボの施設は、都内の「豊洲」と「麻布台」の2ヶ所にあります。
最先端のアートを、体全体で楽しめるとあって、お子さんを連れて行ってあげたい方も多いのではないでしょうか?
ただ、どちらも入場料がまあまあするので、まずはどっちに連れて行ったらいいのか悩む方も多いですよね。
この2箇所、実は運営会社もコンセプトも体験できる内容も違います。
今回は、2歳児を連れてどちらも足を運んだ筆者が、「子供を連れて行く目線」で徹底比較しました。
ご自身のお子さんをどちらに連れて行ったら楽しめそうか、ぜひ参考にして選んでくださいね。
子供向けのチームラボはどっち? - 体験できる「代表作品」で比較!
チームラボの作品は全て「体感型アート」なので、どちらも子供が触れたりすることで変化するような、インタラクティブな反応をしてくれます。
ですので、結論からすると、どちらも子供が楽しめる内容です。
ただ、その作品の趣向が違うので、「こういうお子さん向けだなぁ」と感じたことを、まずは「作品ベース」で比較してご紹介しますね。
チームラボ豊洲はアクティブ派向け!「水に浸かって」「ぴょんぴょん」する作品を満喫
豊洲のチームラボプラネッツでは、アクティブに体全体で楽しむ作品が特徴的です。
チームラボプラネッツで子供に人気の「ウォーターエリア」
例えば豊洲には「水で遊べる」作品が豊富にあり、子供たちは「アートに触れる」というより「水で遊ぶ」それ自体を楽しむこともできます。
裸足になるだけでも、なんだかワクワクしていますが、滝登りにテンションが上がったり、プロジェクションマッピングの鯉たちが水面を優雅に泳ぐ作品では、自分で触った魚が変化する姿を水に触れながら興味津々。
注意!膝下まで水に浸かるところは、オムツの子供さんはNGなので、抱っこして楽しむ必要があります!
チームラボプラネッツで子供がハマる「バウンドする」作品たち
もう一つ人気なのは、触感が面白い作品群です。
ビーズクッションのような素材の床に埋もれるような作品や、子供の(というか大人も)の背丈より大きなバウンドするボールと戯れる作品などは体全体で楽しみ、何時間でも遊び回っていられそうでした。
子供が触れたり、球がぶつかり合ったりすることで色が変わったりするのもまた楽しめるのもポイントです。
チームラボ麻布台はアート派向け!「お絵かき」したり「動物を探して」楽しむ作品を満喫
一方、チームラボボーダレスの作品は、作品自体が常に移動や変化を繰り返し、人が干渉して大きな変化をもたらすので、もちろん動き回りますが、じっくり佇んでみるような作品も多いんです。
チームラボボーダレスで自分のアートが動き出す「お絵かき」時間
自分が描いた魚が、海で泳ぎ出す「スケッチオーシャン」は、チームラボボーダレスでも超人気コンテンツの一つ。
マグロやフグ、クラゲ、ウミガメ、タツノオトシゴなど12種類の絵枠から好きなのを選び、クレヨンで自由に色を塗ることから始まります。
ここでがっつりのめり込む子も。
その後、スタッフの方に専用の機械でスキャンをしてもらうと、自分の書いた魚が、壁に映し出された海の中に出現!します。
この「スケッチオーシャン」世界のチームラボの同作品と連動しているので、同じ海に、海外で描いた人の作品も泳いでいて壮大なのも面白いですよ。
さらにおすすめ!
有料ですが、描いた魚をモチーフに、Tシャツやハンドタオル、缶バッチ、トートバッグにプリントすることができます。子供の絵って保管しておきたいと思いながら中々、億劫になって箱にしまいがちになりますが・・・こんな機会なので記念にお土産にするのもいいですよね。
チームラボボーダレスで子供と出現し消える「動物達」を探索!
豊洲では魚などが出てきますが、麻布台のチームラボボーダレスには、「動物や鳥」が出てくる作品が多数あります。
空間から飛び出し舞うカラスや、花が集まり形作られる動物たちが常に会場内を移動しているので、「動物」が好きなお子さんは楽しめるはず。
「あ、こんなふうに変わった!」「今度はこっちに来た!」など、親子の会話も弾みます。
チームラボ豊洲と麻布台 - 子供連れてく視点で「料金」「所要時間」「荷物」や「持ち込み」をまるっと比較!
豊洲の「チームラボプラネッツ」と麻布台の「チームラボボーダレス」、どちらに行くかは作品とお子さんの相性で選ぶのが一番ですが、親としては「チケット代」やら「スケジュール感」やら、「持ち物の物量」など、現実的で細かな点も気になりますよね。
そこで、そのあたりの細かな情報を、まるっと一覧で比較しておきます。
チームラボ豊洲と麻布台 - 「料金」は同じ、「所要時間」は麻布台のが長い!
まずは基本的な、チケットの料金と所要時間で比較してみます。
料金に差はありませんが、所要時間はだいぶ変わるので注意が必要です。
ポイント | 豊洲:チームラボプラネッツ | 麻布台:チームラボボーダレス | |
チケット代 | 子供料金はどちらも同じ! | 子ども (4歳~12歳):1,500円 中学生・高校生:2,800円 大人 (18歳以上):4,200円 ※3歳以下は無料 | 子ども (4歳~12歳):1,500円 中学生・高校生:2,800円 大人 (18歳以上):3,800円~4,800円 ※3歳以下は無料 |
所要時間 | 麻布台の方が長い! | 1.5~2.5時間程度 / 一方通行 詳しくはこちら>> | 3~5時間程度 / MAPがない 詳しくはこちら>> |
途中で抜けられる? | どちらも抜けられる! | 施設内は一方通行ですが、途中でトイレに行きたい場合や、お子様が疲れてしまった場合は「迂回ルート」がありますので安心です。 | MAPがないので、自由に行き来できます。迷子になったらスタッフの方に伺えばスムーズに案内してもらえます。 |
場所 | 新豊洲駅 ※ただし、豊洲駅からも歩けます! ※専用駐車場はありません アクセスについて詳しくは>> | 神谷町駅直結 ※専用駐車場(割引あり)あり |
料金については、上記は正規料金ですが、割引でお得に入場できる方法もあるので、ご紹介しておきます。
豊洲「チームラボプラネッツ」の割引チケットについてはこちら>>
麻布台「チームラボボーダレス」の割引チケットについてはこちら>>
チームラボ豊洲と麻布台 - 「持ち込み荷物」や「服装」で比較!
子供連れの方は、「荷物なに準備しよう?」とそこは重大ポイントですよね。
続いて荷物関連部分のみを比較したのでご紹介します。
ポイント | 豊洲:チームラボプラネッツ | 麻布台:チームラボボーダレス | |
荷物 | どちらも同じ! | 無料ロッカールームあり (ロッカーに入らないキャリーケースなどは、大型の荷物置き場にてワイヤー錠をつけて管理してくれます) | 無料ロッカールームあり (ロッカーに入らないキャリーケースなどは、大型の荷物置き場にてワイヤー錠をつけて管理してくれます) |
ベビーカー | どちらも同じ! | ベビーカーのままの入場は不可。 ※ベビーカー置き場にワイヤー錠をつけて預け入れ可能。 | ベビーカーのままの入場は不可。 ※ベビーカー置き場にワイヤー錠をつけて預け入れ可能。 |
おむつ替え | どちらも施設内にあり! | 施設内の1箇所のトイレにおむつ交換台あり。 | 施設内の2か所のトイレにおむつ交換台あり。 |
授乳室 | 麻布台はなし(麻布台ヒルズを利用) | 施設内の救護室を利用 | 施設内に授乳室はなし。 麻布台ヒルズ内の授乳室を利用。 |
飲食持ち込み | 麻布台のみ飲み物だけはOK! | 飲食は禁止 | ペットボトル、水筒など蓋のある形状のものでしたら持ち込みが可能 (ただし飲用可能エリアは決まっています) |
服装おすすめ | それぞれに注意点あり! | 水に濡れたり、鏡の部屋があるので、ショート丈のパンツがおすすめ。(靴は入り口で脱ぐのでなんでも) | 鏡の部屋があるので、パンツなどのルックがおすすめ。凹凸のある床を歩いたりするので歩きやすい靴がおすすめです。 |
着替え・タオル | 豊洲だけ必要になるので貸し出しあり! | 水エリア付近で、タオルの貸し出しあり(無料)希望者にはハーフパンツの貸し出しもあり(キッズ用:100cm / 女性用:XS-XL / 男性用:S-6L) | なし |
大体どちらの施設も同じですが、所要時間が長い麻布台のチームラボボーダレスは飲み物OKだったり、水に浸かるチームラボプラネッツ豊洲は服装やそれにまつわる貸し出しがあったりと多少の違いはありますね。
服装については、どちらも注意が必要なので、詳しくは以下の記事も参考にしてみてください!
豊洲「チームラボプラネッツ」の服装についてはこちら>>
麻布台「チームラボボーダレス」の服装についてはこちら>>
チームラボ子供向けはどっち? - 「周辺施設」や「ランチ事情」
最後に、チームラボに行く前後にきっと行くであろう「ランチ」や「ディナー」その他、おすすめ施設を簡単にご紹介します。
豊洲は東京の中心地から多少離れており、麻布台ヒルズは森ビル内なので便利、というのが一般的ですが、豊洲の方も、少し歩くと便利な場所もあります。
チームラボ豊洲は「市場グルメ」か「ららぽーとフードコート」で食事も満喫
チームラボ豊洲に行くなら、ランチは以下の二箇所がおすすめです。
新豊洲駅直結「千客万来」
同じ「新豊洲駅」ですが、駅の反対側に2024年にオープンしたフード&温泉施設「千客万来」。
豊洲市場の一角にあり、食は充実しています。
ちなみに、ニュースなどで見るとインバウンド向けにやけに高いメニューばかり取り立たされていますが、実際に足を運ぶと、リーズナブルなメニューもあり、フードコート的に、好きなお店で購入し、一緒に食べられるエリアもあります。
豊洲ベイエリア「ららぽーと豊洲」
逆に豊洲駅方面に15分ほど歩くと、ららぽーと豊洲があり、フードコートやレストランで食事をとることができます。こちらはリーズナブル。
少し距離はありますが、湾岸沿いを歩ける気持ちのいい遊歩道もあるので、そこまで距離は感じません。
ちなみに、途中にある東京ガスの施設「がすてなーに!」には、実はチームラボが作った「スケッチオーシャン」的なアート(街バージョン)があり、無料で体験できるのでおすすめです。
こちらは空いているので、遊び足りないお子さんがいたら少し立ち寄ってみても。
ちなみに、お土産にはできません!
チームラボ麻布台は「麻布台ヒルズ」を満喫
チームラボ麻布台に行く方はそのまま「麻布台ヒルズ」で食事を楽しむのが立地的にはベストです。
ただ、中々根が張るメニューが多いので、その辺りは心づもりしていきましょう。
絶対寄りたい!子供しか入れないパン屋さん「Comme’N KIDS」
麻布台ヒルズにお子さん連れで行かれる方には、小学生以下しか入れないパン屋さん「Comme’N KIDS」がおすすめです。
世界大会で日本人で初めて優勝したことのあるシェフがオーナーを努めるお店で、2024年3月にオープン。
めろんぱん、コロネ、クロワッサンキッズ、コーンロールなど子供が好きそうなラインナップ。
本当にお店には子供しか入れないので、自分で並んで、選んで、お金を払って…ちょっと大人気分でお子さんのチャレンジ精神を応援することができそうです。
注意!人気店なので朝整理券を配布し昼前までには終了してしまう時もあるそうなので、行きたい場合朝チェックしてみてくださいね!
日没以降は夜景も「麻布台ヒルズ33階」
麻布台ヒルズに行くのであれば、33階からの絶景も見逃せません。
東京タワーを間近で堪能できるほか、晴れた日の日没~夜にかけてだと富士山も見られます。
注意!
2024年4月17日までは無料で入ることができましたが、それ以降は下記のレストラン・カフェを利用する場合のみ入場可能となっています。
・Dining 33
・Sky Room Cafe & Bar
・Dining 33 pâtisserie à la maison
チームラボ子供向けはどっち?豊洲プラネッツと麻布台ボーダレス徹底比較 まとめ
いかがでしたか?
今回は東京・豊洲にある「チームラボプラネッツ」と、同じく東京の麻布台にある「チームラボボーダレス」の2つのチームラボ施設を、「子供と行くならどっち?」目線で比較してみました。
どちらが子供向け、ということはなく、どちらもお子さんから大人まで楽しめますが、作品の種類や、その後どうやって1日を過ごすかによっても好みが変わってきますね。
筆者のおすすめコースは、
チームラボ豊洲:
・アクティブ派向け!「水」や「バウンス」する作品を満喫(所要時間1〜2時間)
・終わった後は、ベイエリアを散歩してランチ
チームラボ麻布台:
・アート派向け!「お絵かき」や「動物」を楽しむ作品を満喫(所要時間3〜4時間)
・終わった後は、麻布台ヒルズの「子供だけが入れるパン屋」で遅めのランチ
料金や施設内ようはさほどが変わりませんが、所要時間がだいぶ変わりますので、お子さんの体力やスケジュール感、どんな作品なら楽しめそうかを事前にチェックして、楽しんでくださいね!
ちなみに、大人目線の「どっちがいい?」は以下の記事を参考にしてみてください。