新たなイマーシブアート展としてこの冬注目の「動き出す浮世絵展」。
名古屋、ミラノ、鹿児島と巡回し、2024年12月21日(土)より東京天王洲・寺田倉庫G1ビルでも開催されています。
ゴッホ、モネに続き、東京で注目を浴びる浮世絵の没入体験ですが、過去開催のイマーシブアートはどれも人気で大混雑、その所要時間や混雑状況が気になるところですよね・・・。
今回は、実際に足を運んだ筆者の体験をもとに、所要時間はどのくらいなのか、平日や土日祝の混み具合についてもご紹介します。
事前にチェックし、快適に楽しんでくださいね!
「動き出す浮世絵展」TOKYO・東京での所要時間はどれくらい?
天王洲・寺田倉庫G1ビルで開催されている「動き出す浮世絵展」。
実際に来場した経験から、所要時間をご紹介します。
「動き出す浮世絵展」TOKYO - 所要時間は1〜1.5時間
色々な部屋を回遊して楽しむタイプのイマーシブイマーシブミュージアムと違い、「動き出す浮世絵展」は一つ一つの部屋を進むタイプ。
後ろ向きには進めません。
会場は9つの空間に分かれており、その内8つは映像作品で、それぞれの映像は3〜10分のループです。
大人が一通りみて1時間くらい。
座ってゆったりと風情を感じられる空間もあるので、そこで没入していたら1時間余裕で過ぎていた!という印象です。
筆者は1月の日曜に来場しましたが、若干混み合っているとやはり前の人が見終わるのを待つエリアもあるので、しっかりと楽しみたい方は1.5時間くらい。
特に、現在まだ空いている状況ですが春休みや口コミなどで人気が出てくると混雑状況によっては、やはり1.5時間くらいを見ておくと良さそうです。
「動き出す浮世絵展」TOKYO - 子連れの所要時間は1.5〜2時間
さて、子連れで行く方は1.5時間から2時間は見ておいた方がいいと思います。
というのも、9つの空間の内一つに「浮世絵の遊び場」のような空間があり、そこは子供ががっつり楽しめる空間。
タッチすると映像が動くインタラクティブアートから、浮世絵の魚を釣る魚釣り、ボールを投げ入れるゲームは大人まで盛り上がっていました。
筆者も3歳児と一緒に行きましたが、歌川国芳の戯画がバラバラになって、タッチすると戻るアートに大はしゃぎし、同じく国芳の鯨を釣り上げ満足げに楽しむ姿を見て、「子供の頃からこうやって浮世絵に触れるのもいいなぁ」と一緒になって遊んでいたら小一時間経過。
お子様連れの方はそれぞれのエリアで体験したり、その列に並んだりすることを考えると、2時間程度は取っておいた方がいいかしれません。
「動き出す浮世絵展」TOKYO 混雑状況は?
イマーシブミュージアムは「混み過ぎていると没入できない!」というマイナスな声もよく聞きます。
確かに・・・映像に包み込まれることで没入できるので、あまり混み合う時間帯に行きたくないですよね・・・
東京での「動き出す浮世絵展」TOKYOは、2025年1月時点では、まだ激混みではないですが、やはり以下の時間帯は注意が必要です。
「動き出す浮世絵展」TOKYO - 土日祝は昼から15:00までが混雑
激混みで映像が見られない、というほどの状況ではないですが、やはり土日祝日は混み合っています。
土日祝:昼から15:00までが混雑傾向
特に土曜日は閉場時間まで混雑している場合があり、公式サイトでも「ゆっくり撮影などを楽しみたい方は夕方以降がおすすめ」と発表されています。
ちなみにオープンすぐの時間帯は空いているようです。
「動き出す浮世絵展」TOKYO - 平日はお昼前後が混雑
では、平日の場合はどのくらいの混雑なのでしょうか。
平日:お昼の時間帯がやや混雑傾向
「動き出す浮世絵展」は子ども向けのコンテンツもあるので、平日は小さなお子様連れも目立ちます。
午前から少しずつ混み始め、お昼ぐらいがピーク。
東京開催ではまだXなどで混雑コメントはポストされていませんが、名古屋や鹿児島開催時は公式サイトで「平⽇・⼣⽅の時間帯が⽐較的混雑が少なくご覧いただけます。」と言っていたので、会期中の平日は混雑が緩和されている夕方がおすすめです!
「動き出す浮世絵展」TOKYO・東京開催詳細
「動き出す浮世絵展 TOKYO」は以下の通りに開催されます。
特に冬休み、春休みは混雑が予想されるので、なるべく混雑を避けて足を運びたいものですね。
ちなみに、チケットは現在当日券のみ販売中。
現地でも購入できますが現金のみで、事前にオンラインで購入するのがおすすめ。
当日券と言っても、会期中いつ行ってもOKなオープンチケットなので、購入するならポイント割引も付く「アソビュー!」が一番お得です!
「動き出す浮世絵展」TOKYO 見どころ
浮世絵は浮世絵師さんやジャンルにより好みがあるので、どこのエリアで特に没入したいか、人それぞれだと思いますが、筆者が行って実際に混雑していたところを、特に時間がかかるところをご紹介しておきます。
事前に知っておくと、心の準備ができていいですよね。
見どころ① 歌川国芳の「宮本武蔵の鯨退治」が圧巻の「藍」エリア
入場後2つ目の空間にJAPAN BLUEにフィーチャーした「藍」というエリアがあります。
会場の3面に大型の映像が流れ、さまざまな浮世絵師が捉えた海の美しさ、「藍」の力強さを感じる没入空間。
特に歌川国芳の「宮本武蔵の鯨退治」に描かれた平面的なクジラを立体的な3DCGとして描き、ダイナミックに泳がせた作品は目を奪われます。
鯨だけではなく、荒れる波や船、海の中の魚たちや、大きな蛸など次々に登場するのでついつい映像の最後まで見入ってしまい、なかなか席を立たない方が多かった印象で、混み合っていました。
大迫力で「ちょっと船酔いした」という方もいるくらいの映像力、楽しいですよ。
見どころ② 歌川国芳の「猫」も鳴く「遊」エリア
こちらは、少し前にも「子供がハマるエリア」としてご紹介しましたが、浮世絵に出てくるモチーフをテーマに、昔の遊びからインタラクティブアートまで幅広く遊べるコーナー。
バラバラになった歌川国芳の戯画を手をかざしてもとに戻したり、同じく国芳の猫の上に手をかざすと小さな声で「ニャー」と鳴くのを楽しんだり、家族連れなら特にじっくりハマって遊ぶ方が多数。
ちなみに、猫好きの方は、お土産コーナーにある国芳と広重の「猫シール」のどちらを買うかで悩まれているみたいです。
浮世絵の、そういう見方も新発見ですよね。
見どころ③ 浮世絵師紹介
美術館とかでは入場すると最初に作家紹介があるのですが、この展示では後半に出てくる「作家紹介」ならぬ「浮世絵師紹介」ゾーン。
これまで大迫力の映像で圧倒されてきたのとは打って変わって、みっちり文字の書かれたパネルで6人の代表的な浮世絵師について紹介しているのですが、そこが意外にもみんなじっくり読み入ってしまうのです。
もちろん浮世絵について深く知っている方々には「もう知っているよ」な内容なのかもしれませんが、うっすらとしか知らない人にとっては(筆者もですが)どんな人柄だったのか、どんな風にして有名になったのかなどが、6人6様で面白く描かれており、思わず全て読み込んでしまいました。
あの「写楽」とあの「TSUTAYA」の関係とか・・
詳細は行ってお楽しみください。
見どころ④ 富士の美しさが圧巻の「雅」エリア
最後の空間となる「雅」エリアには、富士山をモチーフにしたプロジェクションマッピングが登場。
浮世絵師が描いた富士山そのものになる時もあれば、浮世絵はポップカルチャーだった、と感じるような演出もあり、館内を巡り巡ってきた最後に、これを見てぼーっと没入して帰ると満足した気持ちになるなと感じる空間でした。
「動き出す浮世絵展」TOKYO所要時間は?混雑状況や見どころ体験レポート まとめ
本記事では2025年冬に東京天王洲・寺田倉庫G1ビルにて開催されている「動き出す浮世絵展 TOKYO」の所要時間や混雑状況を、実際に会場に足を運んだ体験レポートを添えてご紹介しました。
動き出す浮世絵展 TOKYO
東京会場 所要時間:
大人の場合:1〜1.5時間
子連れの場合:1.5〜2時間
東京会場 混雑状況:
土日祝:昼から15:00までが混雑
平日:お昼前後が混雑
名古屋、ミラノ、鹿児島でも人気を博した「動き出す浮世絵展」。
東京だけで楽しめるコンテンツもあり、まだまだこれから人気が高まる予感がしています。
チケットは現在「当日券(会期中いつでも行けるオープンチケット)」のみの販売。詳細はぜひこちらもチェックしてみてください。